ことし2月、北海道余市町で無免許運転をし、事故を起こしたのにもかかわらず現場から逃走したなどして、90歳の会社役員の男が逮捕されました。
無免許運転や事故不申告の道路交通法違反などの疑いで逮捕されたのは、余市町富沢町に住む90歳の会社役員の男です。
この男は、ことし2月3日午前9時ごろ、余市町栄町付近の道路で、除雪車のショベルローダーを無免許で運転し、バックした際に後ろの車に衝突する事故を起こし、警察に通報せず現場から逃走した疑いが持たれています。
また、6月17日には、車検が切れた状態で乗用車を運転し、さらに自賠責保険にも加入していなかった自動車損害賠償保障法違反の疑いも持たれています。
男は6月19日に無免許運転の疑いですでに逮捕されていて、警察が余罪について捜査をする中で、一連の事件が発覚。10月22日に再び逮捕されました。
取り調べに対し、90歳の会社役員の男は「無免許事故を起こしたこと、その届出をしなかったことも間違いない。その他は思い出せない」などと話し、容疑を一部否認しています。
警察は、男が無免許運転を繰り返していなかったかなど、余罪について調べを進めています。