今年8月、北海道苫小牧市のクリーニング工場に侵入し、セーラー服を盗んだとして、29日、49歳の男が逮捕されました。
建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、千歳市住吉4丁目の会社員、伊藤雅裕容疑者49歳です。
伊藤容疑者は、8月2日午後7時すぎから5日午前7時40分ごろまでの間に、苫小牧市新開町と新明町にある2つのクリーニング工場に侵入し、新明町の工場からセーラー服の上着2着(時価合計約4万1652円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、伊藤容疑者は窓ガラスを割って侵入し、8月5日朝にそれぞれの工場の関係者から「工場の窓ガラスが割れている」と警察に通報がありました。
警察は、現場付近の防犯カメラの分析や、現場に残された血痕のDNA鑑定などから伊藤容疑者を割り出し、29日夜逮捕しました。
取り調べに対し、伊藤容疑者は「普段から仕事で忙しいので、泥棒するような暇はありません」などと話し、容疑を否認しています。
盗まれたセーラー服は、伊藤容疑者の自宅から見つかったということで、警察は伊藤容疑者がセーラー服を集める目的で盗んだとみて、余罪がないか調べています。