札幌市は、反対の意見が相次ぐ、いわゆる「敬老パス」制度の見直しについて、新たに修正した案の市民説明会を開くことを決めました。
札幌市は「敬老パス」について、公費負担が増えることなどを理由に、上限額の引き下げや健康増進の活動で利用額を得る「ポイント制」のアプリの導入を検討していましたが、高齢者を中心に反対の声が強く、さらなる見直しを迫られました。
その結果、修正案では対象を75歳以上に引き上げ、上限額を7万円から4万円に下げた利用方法と、65歳以上を対象にした「ポイント制」のいずれかを選びます。
秋元市長は11月30日に開かれる市民との意見交換会に参加することを、10月31日に明らかにしました。
札幌市 秋元克広市長
「2023年に1つの案を出させてもらって、そこに対していろいろな意見をもらった。いったん反映した制度としているので、まずはしっかり説明したい」
また札幌市は、見直し中の「敬老パス」制度について、2024年いっぱい出前講座の申し込みを受け付けています。