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政局のカギ握る国民民主党 北海道で初議席「重責を感じている」 一方、落選した副大臣は事務所明け渡し「思いっきり仕事ができたかな」今後の進退は明言避ける

北海道放送 2024年10月31日 20時23分

与党の過半数割れに終わった衆院選から4日。

今回の選挙では現在、政局のカギを握っていると言われる国民民主党が、北海道内で初めての議席を獲得しました。

今後の道内政治に影響はあるのでしょうか?

東京・永田町にある国会議員会館です。

閑散とした事務所に、自民党の前職で、復興副大臣の高木宏寿氏の姿がありました。

自民党 復興副大臣 高木宏寿氏
「これは副大臣室のスタッフが、僕の大好きなアップルパイをお別れに持ってきてくれた」

自民党 復興副大臣 高木宏寿氏
「(副大臣はまだ任期は…?)そうそう任期は11日まで。特別国会の前まで。内閣が退陣するまでは副大臣です」

事務所の引っ越しは2017年の総選挙で落選して以来2度目。

また再び、ここに戻ってくるのか。高木氏は、明言を避けました。

自民党 復興副大臣 高木宏寿氏
「思いっきり仕事ができたかなと思っている。まだまだやり残したこともあるので、今後はそれも含めて考えて行きたい」

北海道庁では、10月31日、道内12の小選挙区で勝ち抜いた当選者に証書が手渡されました。

式には勝利した立憲民主党の9人のうち7人が出席しました。

立憲民主党 道下大樹氏
「やはり相手の敵失というのもあると思っているから、勝ってかぶとの緒を締めねばならないと思っている」

一方、10月30日、支持母体の連合北海道を訪れたのは…。

道内で、初めて議席を獲得した国民民主党の臼木秀剛氏です。

比例代表北海道ブロックで、最後の8つ目の議席を獲得した臼木氏は、兵庫県出身の43歳。

2022年の参院選では北海道選挙区から立候補し、落選しました。

国民民主党 臼木秀剛氏
「国民民主党の政策なり活動を見て、期待を寄せていただいたことが本当にうれしいし、その一方で重責を感じているのが正直なところ」

国民民主党は、衆院選で議席を4倍に増やし、一躍、政局のキャスティングボートを握る存在となりました。

永田町では、31日、自民党と幹事長同士らが会談し、経済や税制の分野で政策協議入りすることに合意しました。

国民民主党 臼木秀剛氏
「国民民主党が自民党と手を組むのか、野党と一致して何かやるのかという政局ばかりを報道されますが、私たち国民民主党が向いている方向は与党でも野党でもありません」

街頭演説で、こう訴えた国民民主党の臼木氏。

道内でも、さらなる支持拡大を狙っています。

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