5日未明、札幌市豊平区で、女性の家に侵入したとして、36歳の消防職員の男が逮捕されました。
住居侵入の疑いで逮捕されたのは、札幌市豊平区美園10条7丁目に住む、札幌市消防局東消防署に勤務する消防士長、山口潤也容疑者36歳です。
山口容疑者は、5日午前1時すぎ、札幌市豊平区美園のアパートに住む、24歳の女性宅のベランダに侵入した疑いが持たれています。
警察によりますと、女性はアパートの2階に住んでいて、山口容疑者は、脚立をアパートの壁に立て掛けて登り、ベランダに侵入しました。
近所の住民が「裏手から人が歩く音と脚立を動かす音が聞こえる」と警察に通報。
警察官が駆け付け、女性宅のベランダにいた山口容疑者をその場で逮捕しました。
女性は就寝中で、山口容疑者の侵入に気づいていませんでした。
取り調べに対し、山口容疑者は「脚立を使って他人の家に入ったことは間違いない」などと話し、容疑を認めているということです。
警察は、山口容疑者が犯行に及んだ経緯について詳しく捜査しています。
札幌市消防局の村井広樹消防局長は、「当局職員が逮捕されたことにつきましては、市民の皆さまの信頼を著しく損なう事態となりましたことを深くお詫び申し上げます。今後において事実関係を把握し、厳正に対処してまいります」とコメントしています。