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北海道内選出の新人議員5人「地域の声を上げる」「古い政治を打破」「政策実現に全力」決意胸に初登院 少数与党で波乱含みの国会 総理に石破氏

北海道放送 2024年11月11日 19時41分

11日に召集された特別国会で、10月の衆議院選挙で北海道内から選出された新人議員5人が初登院し、“総理大臣指名選挙”で票を投じました。

立憲・川原田英世議員
「おはようございます!」

東京・赤坂のビジネスホテルから出てきたのは、先月の衆議院選挙で比例復活により初当選した立憲民主党の川原田英世議員です。地元のオホーツクブルーのネクタイ姿で国会議事堂までの1.5キロを歩きました。

川原田英世議員
「感慨深いものがありますね。1歩目がまた始まったかなって」

仲間の議員がそろって握手(国会議事堂前 午前7時半ごろ)
「揃いまして、よろしくお願いします」

こちらも比例復活で議席を手にした自民党の向山淳議員。議員会館の事務室は先週、割り当てられたばかりです。

自民・向山淳議員
「(傘)自分で差します。ハハハ」

門衛(午前8時)
「開場!」

衆院選では、道内の20議席のうち、13議席を野党が獲得。新人議員は与野党あわせて5人誕生しました。

立憲・篠田奈保子議員
「北方領土の墓参の早期再開。しっかりと子育て経験を生かして福祉の課題に取り組んでいきたい」

立憲・川原田議員
「これ、でかいんだ結構。これからしっかりと地域の声を上げることが、私たちの仕事であることを改めて決意するところです」

自民・向山淳議員
「新人であること、そして若い一番市民に近いところとしての役割が大きいと思っているので、古い政治を打破していく」

国民民主党からは、比例単独で初当選した臼木秀剛議員が国会の門をくぐりました。

国民民主・臼木秀剛議員
「まずは手取りを増やす、皆様方の家計の負担を下げるこの政策実現に全力で取り組んでいきたい」

衆院選で躍進し、キャスティングボートを握ったはずの国民民主党ですが、その躍進ムードに水を差す事態が…。党のトップ、玉木代表の不倫疑惑です。

玉木代表は、11日午前、緊急の記者会見を開き、週刊誌の報道が概ね事実だと認めました。

国民民主・玉木雄一郎代表
「家族のみならず、期待を寄せていただいた全国の多くの皆さんに、心からおわびを申し上げます」

国民民主・臼木議員
「政治家個人の責任で、それぞれ判断されることなのかなと思う」

国民民主党は、玉木代表の続投を了承しましたが、不安を抱えたまま本会議へ。

貴田岡結衣記者(午後1時前)
「各議員が続々と議場に入っていきます。まもなく首班指名などが行われる衆議院本会議が始まります」

午後2時半ごろから行われた衆議院の「総理大臣指名選挙」。30年ぶりとなる決選投票の結果、自民党の石破総裁が立憲民主党の野田代表を破り、第103代総理大臣に選ばれました。

国民民主・臼木議員
「党の方針通り1回目も2回目も玉木雄一郎代表に入れた」

立憲・逢坂誠二議員
「野党がこういう状況で、84票も白票が出た仕方がないことなのかなと」

少数与党で波乱含みの国会。道内選出の議員にとっては、その決意を実現できるのか、問われることになります。

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