今シーズン好調だった北海道日本ハムファイターズの経済効果が、JR北海道の中間決算にも反映する結果となりました。
JR北海道が13日、2024年度の中間決算を発表し、鉄道収入の増加などで85億円の黒字となりました。
JR北海道の4月から9月までのグループ全体の中間決算は、国からの支援を含めた最終純利益が85億円の黒字でした。
北海道日本ハムファイターズが好調だった北広島市のエスコンフィールドのほか、新千歳空港や、アニメ映画の舞台となった函館など、観光客の輸送が好調に推移しました。
JR北海道 萩原国彦常務
「利用客の増加や収入について一定の効果が出てきていることは、たいへん心強い」
一方、営業利益だけで見ると、資材やエネルギーの高騰などで178億円の赤字となりました。
JR北海道の萩原常務は「地域と相談して、駅や鉄道設備のスリム化など費用削減を進めたい」と述べました。