毎年恒例の、北海道に住む人たちの“幸福度ランキング”が13日午後、発表されました。
いま、もっとも幸福度が高いマチはどこだったのでしょうか。
『あなたは、どんなマチに住みたいですか?』皆さんはいったい、何を基準にして選ぶのでしょうか?札幌で尋ねてみました。
30代夫婦(札幌市厚別区)
「子どもが安心して遊べるようなところ」「治安はやっぱり大事。あと、ちょうどいい都会と田舎が混ざっているところ」
20代男性(札幌市豊平区)
「(引っ越すときに)この区は治安がよくないと教えてもらって…。釧路から出てきたので、マチの生活が不安で、親と話して決めました」
20代女性(当別町)
「子どもを安心してマチに出かけさせられる治安のよさ。住んでいる人の人柄のよさもいいし、意外と何でも揃うので、生活の不便さがない」
70代男性(札幌市白石区)
「(東京に)転勤で行っていて、定年で帰ってきた。娘が白石に居て、東京から帰ってきて近所に(暮らしている)」
不動産大手の大東建託よる北海道版の「街の幸福度ランキング」です。
ちなみに去年の1位は、上川地方の東神楽町で3年連続。これに東川町、安平町が続き、札幌でトップ10位に入ったのは、厚別区だけでした。
麗澤大学 宗 健教授
「住宅供給がある程度あって、新しく移り住んでくるファミリー世帯が多い場所が、幸福度が上がってくる傾向がある」
そして13日午後、2024年の最新版のランキングが明らかになりました。あなたが“キニナル”あのマチはいったい、何位に入っているのでしょうか?
◆《北海道版『街の幸福度ランキング』》
森田絹子キャスター)
調査・集計をしている、不動産大手の大東建託によりますと、この“幸福度”とは『自分が幸せかどうか?』を10段階で評価してもらい、その回答の平均を数値化したものです。
札幌からは【厚別区】と【清田区】がランクインです。
2023年に続き、ランクインした【札幌市厚別区】は、郊外の住宅開発も進んでいて、家族連れで住んでいる人が多いことが、理由としてあげられるということです。
さて気になる北海道版『街の幸福度ランキング』トップ3はどうなラインナップかというと…3位が【安平町】、2が位【東川町】、そして、堂々の1位は【東神楽町】となりました。
2024年のトップ3は、2023年と同じで、【東神楽町】は4年連続の1位です。
【東神楽町】は、旭川のベッドタウンとして家族連れが住んでいて、幸福度が上がりやすいということが理由にあげられています。
そして2位の【東川町】は家具や写真など、マチづくりに特徴があって、移住してきた人が多いため、自分が暮らすマチを誇りに思っている人も多いということです。
また3位の【安平町】は、地域のコミュニティの中で静かに暮らすことに、幸福を感じている人が多いのでは、ということです。
堀啓知キャスター)
とはいえ、幸福のはかり方は1つではないですし、人ぞれぞれですから、北海道内にある179市町村の、どこのマチであっても、そこで暮らす人にとって“わがマチが一番”と、誇りに思えるような場所であってほしいなと思います。