今年9月、札幌市豊平区で30代の女性宅に侵入したとして逮捕された36歳の消防士の男が、別の女性宅にも侵入するなどしたとして再逮捕されました。
住居侵入と窃盗の疑いで再逮捕されたのは、札幌市豊平区に住む札幌市消防局東消防署の消防士長、山口潤也容疑者36歳です。
山口容疑者は、9月17日午前8時20分から午後5時半ごろまでの間、札幌市豊平区内のアパートに住む30代の女性宅の郵便受けに保管されていた鍵を使って侵入し、現金8万円を盗んだ疑いが持たれています。
山口容疑者は、別のアパートの女性宅に侵入したとして5日、現行犯逮捕されていて、警察が余罪を捜査する中で、押収したスマートフォンの中に、被害者の通帳を映した画像などがあったことから、裏付け捜査を進め、逮捕に至ったということです。
取り調べに対し山口容疑者は「私がやったことだと思います。他にも数件盗みをやっています」などと話し、他の窃盗事件への関与をほのめかしているということです。
札幌市消防局の村井広樹局長は「市民の信頼を再び著しく損なう事態となり深くお詫びします。前回の逮捕事件について事実確認を進めていたところであり、加えて本件についても事実関係を把握し、早急に厳正な対処をします」とコメントしています。