16日未明、札幌北警察署で、事情を聴かれていた男が警察官の着衣トを引っ張るなどしたとして逮捕されました。
公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、住所と職業が自称の札幌市北区北32条西6丁目に住む54歳の介護士の男です。
男は、16日午前2時半ごろ、札幌北警察署で、事情を聴かれた際、警察官の防刃ベストをつかんで引っ張るなど暴行を加え、警察官の職務の執行を妨害した疑いが持たれています。
事件の前、男はタクシーに乗車中、走行経路を巡り運転手ともめたため、運転手が警察を訪れ「乗客ともめた」と相談していました。
警察官が男から事情を聴いていたところ、男が突然、警察官の防刃ベストをつかんで引っ張るなどしたため、男をその場で逮捕しました。
男は当時、酒を飲んでいて、酒気帯び運転の基準値の3~4倍のアルコールが検知されたということです。
取り調べに対し、54歳の自称介護士の男は「我慢できずにカッとなって、つかんだり引っ張ったりしました」と話し、容疑を認めているということです。
警察は、詳しいいきさつを調べています。