宇宙衛星に搭載される予定の、世界初となる最新鋭の電波観測技術を密漁の防止に役立てようという実証実験が北海道石狩市で行われました。
実験では、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)が開発した微弱なマイクロ波や、人工電波を計測できる世界初の技術が使われ、計測装置を製造する神奈川県の会社と石狩市が実験を行いました。
21日は、密漁船に見立てた漁船から出る人工電波を日没後でも高い精度で検知できるかどうかを検証しました。
JAXA 前田崇さん
「(電波が受信できたとする)応答が装置で見える。最初のハードルはクリアした」
実験で使われた技術は、2027年に打ち上げ予定の宇宙衛星にも搭載される予定です。