23日未明、札幌市の歓楽街ススキノのクラブで、代金を支払うつもりがないのに酒を飲むなどサービスを受けたとして、66歳の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所と職業が自称の函館市本通2丁目に住む66歳の自営業の男です。
男は、23日午前1時20分ごろから午前2時20分ごろまでの間、札幌市中央区南5条西4丁目にあるクラブで、代金を支払う意思も能力もないのに、焼酎を飲むなどして約2万円相当の接客サービスを受けた疑いが持たれています。
警察によりますと、午前0時45分ごろ、被害にあった店とは別の飲食店から、無銭飲食の被害を受けたと警察に通報があり、警察が周辺を捜索していました。
警察は、捜査に支障があるとして、詳しい経緯を明らかにしていませんが、警察は男がクラブの関係者と一緒にいるところを見つけ、男から事情を聴き、クラブでの無銭飲食が確認されたため、その場で逮捕しました。
取り調べに対し、66歳の自称自営業の男は「財布を持っていたつもりだったが、財布を前の店に忘れてしまった」と容疑を否認しています。
警察は、最初に通報があった店の無銭飲食にも男が関わっていないかなど、当時の状況を調べています。