自治体のヒグマ駆除要請を拒否することを検討していた北海道猟友会は、今後、出動の判断を各支部の判断に委ねることを決めました。
この問題では2018年、砂川市の要請でハンターの男性がクマを駆除した際、銃弾が住宅に届くおそれがあったとして公安委員会に猟銃の所持を取り消されました。
男性が起こした処分取り消しの訴えが退けられたことを受け、一部の支部で駆除要請の拒否が検討されていました。
25日の三役会で今後、要請に応じるかどうかは各支部の判断に委ねることに決まりました。
北海道猟友会・堀江篤会長
「正義感で出動したのに、銃が取り上げられ処罰されることがあったら大変、そこはきちんと支部で考えた上で出動してほしい」
北海道猟友会は、警察と自治体と話し合い出動や発砲の基準を明文化するよう各支部に求めていくということです。