2023年9月、陸上自衛隊の音楽隊に所属する50代の男性准曹が隊舎の女性更衣室に複数回に渡って侵入したとして、停職17日の懲戒処分を受けました。
26日付で停職17日の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊東千歳駐屯地の第7音楽隊に所属している50代の男性准曹です。
陸上自衛隊によりますと、男性准曹は2023年9月16日から18日までの間、勤務する隊舎内の女性更衣室に複数回に渡って侵入しました。
男性准曹が女性更衣室に侵入したところを隊員が目撃し、上司に報告したことで問題が発覚しました。
陸上自衛隊はその後、男性准曹や目撃者した隊員への聞き取りなどを踏まえ、発覚から1年2か月経過した2024年11月26日、男性准曹を懲戒処分しました。
男性准曹は、女性更衣室に侵入した動機について「性的欲求を満たすためだった」と話していて、約1年前から同様の行為を繰り返していたということです。
第7音楽隊の遠藤敬一等陸尉は「今回の事案を深刻に受け止め、今後は隊員指導の徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進して参ります」とコメントしています。