11月9日、高級外車で道路を逆走するなどの迷惑運転をおよそ9時間繰り返し、パトカーにぶつけて逮捕されていた男が、他の車にも衝突させ男性にけがを負わせるなどしたとして再逮捕されました。
危険運転傷害の疑いで逮捕されたのは、札幌市北区北8条西1丁目の会社役員、渡邊東陽容疑者58歳です。
渡邊容疑者は、11月9日午前11時ごろ、函館市西桔梗町の自動車専用道路を走行中、後ろを走る車の走行を妨害する目的で、運転していた高級外車を停止させたり、バックするなどして衝突させ、47歳の男性にけがをさせた疑いが持たれています。
また渡邊容疑者は、衝突した後、そのまま現場から立ち去っていて、道路交通法違反の事故不申告の疑いも持たれています。
衝突された47歳の男性は、左足などを捻挫するけがをしました。
取り調べに対し、渡邊容疑者は「今回の事件で、相手の男性がけがをしたのは納得していない。相手の車の右側面をこすっただけなので、けがをするとは思えない」と話し、容疑を一部否認しています。
渡邊容疑者をめぐっては、職務質問をしようとしたパトカーに車を衝突させた公務執行妨害の疑いで逮捕されていて、余罪を捜査する中で、今回の容疑が固まり逮捕に至ったということです。
警察は、ほかに被害に遭った車がないかなど詳しく調べています。