27日深夜、札幌市南区で酒を飲んで車を運転したとして35歳の男が逮捕されました。男は逮捕前、工事現場の車に衝突しそのまま逃げていました。
酒気帯び運転の道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市清田区平岡5条1丁目の35歳の自称会社員の男です。
男は、27日午後11時ごろ、札幌市南区澄川4条3丁目付近を酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑いが持たれています。
警察によりますと、男は逮捕される前、札幌市豊平区中の島1条14丁目のミュンヘン大橋付近を走行中、工事現場の標識車に衝突し、そのまま逃走しました。
これを目撃した通りかかった男性が車で追跡し、約1キロ離れた南区澄川4条3丁目付近で男が停車したため、男性は「工事現場の車に衝突した車が逃げた。ガードマンが衝突された車に接触した」と110番通報しました。
駆けつけた警察が、男に話を聞いた際、酒の臭いがしたため、呼気を調べたところ、基準値の3倍以上のアルコールが検出されたため、男をその場で逮捕しました。
取り調べに対し、35歳の自称会社員の男は「アルコールが体に入った状態で、車を運転したという認識を持っていました。警察にバレなければお酒が入った状態で車を運転してもいいだろうと思いました」と話し、容疑を認めているということです。
男の車が工事現場の標識者に衝突した際、近くにいた男性警備員も巻き込まれましたが、男性警備員にけがはありません。
警察は、男がいつ、どこで、どれくらい飲酒をしたかなど当時の状況を詳しく調べています。