北海道函館市で、楽しみながら防災意識を高めてもらおうと、地元の高校生らが幼稚園児を相手に防災教室を開きました。
高校生
「ピロンピロン。ピロンポロン。いつもと違うチャイムの音が聞こえてきました」
28日、函館市で開かれた防災教室です。
北斗市の上磯高校で、防災クラブに所属するメンバーが、幼稚園児に防災紙芝居を読み聞かせました。
座っている椅子も、園児たちが高校生と一緒に組み立てた防災用の段ボールベッドです。
この防災教室は上磯高校が発案し、渡島総合振興局の協力で実現しました。
幼稚園児
「楽しかった」
「(津波来たらどうする?)逃げる。山とかに」
上磯高校 防災クラブ 吉本悠史部長
「一番守るべきは幼い子やご老人なので、こういうことがあれば広く伝えていきたい」
園児たちは、津波が発生する仕組みも見学し、命を守るための行動を学びました。