27日午前、札幌市東区でタクシーの男性運転手の顔面を殴打し、運転手が助けを求めようとタクシーを降りた隙にタクシーを盗んだとして36歳の男が逮捕されました。
暴行と窃盗の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区北28条東13丁目に住む36歳の自称施設作業員の男です。
男は、27日午前6時半ごろ、自宅近くを走るタクシーの車内で、65歳の男性運転手の顔面を殴打するなど暴行を加え、運転手が助けを求めようと車から降りると、運転席に移動しそのままタクシーを盗んだ疑いが持たれています。
運転手の男性に、けがはありません。
事件の後、男性運転手が「客に殴られた、車を盗まれた」と通報し、駆け付けた警察官が近くのコンビニエンスストアの駐車場でタクシーを発見しました。
その際、男は警察官の首元に腕を強く押しつけるなどしたため、公務執行妨害の疑いでその場で逮捕されましたが、その後、タクシーの運転手に対する暴行と、窃盗の容疑も固まり、28日夜、再逮捕されました。
取り調べに対し、36歳の自称施設作業員の男は、おおむね容疑を認めているということです。
当時、男は酒を飲んでいたということです。
警察は、動機や男の普段の生活実態などを詳しく調べています。