3日朝、北海道美唄市のプラスチック製品を作る工場で起きた火事で、警察は放火の疑いで、この工場で働く48歳の男を逮捕しました。
非現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、美唄市東4条南7丁目の会社員、尾形貴幸容疑者48歳です。
尾形容疑者は、3日午前7時半ごろ、美唄市内にある勤務先のプラスチック製品を作る工場に火をつけて、工場の内部を焼損させた疑いが持たれています。
この火事で、工場に保管していたウレタンの廃材や壁の一部が焼け、火は約1時間後に消し止められました。けが人はいません。
警察は、現場の状況から放火の可能性が高いと判断し、関係者などから事情を聴くなどし、尾形容疑者の容疑が固まったとして3日午後、緊急逮捕しました。
取り調べに対し、尾形容疑者は「工場に保管していたウレタンに火をつけたことは間違いない」と話し、容疑を認めているということです。
警察は、尾形容疑者が放火した動機や経緯を詳しく調べています。