9日午前、札幌市東区の交差点で、運転していた乗用車がライトバンと衝突し、ライトバンの男性運転手にけがをさせたにもかかわらず、現場から逃走したとして48歳の男が逮捕されました。
過失運転傷害とひき逃げの疑いで逮捕されたのは、石狩市緑苑台に住む自動車販売会社社長、佐々木憲一容疑者48歳です。
佐々木容疑者は、9日午前10時すぎ、札幌市東区東雁来7条1丁目近くの国道275号線の交差点で、運転していた乗用車がライトバンと衝突し、31歳の男性運転手にけがをさせたにもかかわらず、現場から逃走した疑いが持たれています。
ライトバンの男性運転手は、首を捻挫する軽傷です。
警察によりますと、佐々木容疑者が運転する乗用車は、ライトバンと交差点で出合い頭に衝突し、佐々木容疑者は乗用車で逃走したため、目撃した別の車の運転手が300メートルほど追いかけました。そして佐々木容疑者は、車を停止させると、車を乗り捨てて逃走したということです。
警察は、放置された車のナンバーなどから佐々木容疑者を特定し、警察署に呼び出して事情を聴き、容疑が固まったため10日午前、逮捕しました。
取り調べに対し、佐々木容疑者は「交通事故を起こして車を置いたまま立ち去って、警察に届け出をしなかったことに間違いありません」と話し、容疑を認めているということです。
警察は、佐々木容疑者が逃げた理由や衝突した時の信号機の色など当時の状況を調べています。