今年1月、北海道岩見沢市と後志の余市町で2人が死傷した事件で、殺人などの罪に問われている55歳の男の裁判員裁判で、札幌地裁は男に懲役25年の判決を言い渡しました。
札幌市西区の無職高橋元被告(55)は1月、余市町のアパートで姉の佳代子さん(当時63)を包丁で刺して殺害し、同じ日に岩見沢市で高橋被告の妻の弟(当時57)を包丁で刺し、重傷を負わせた殺人と殺人未遂などの罪に問われています。
札幌地裁は13日の判決で「極めて計画性の高い残酷な犯行であり、殺意の強さは非常に強固である」と指摘。
さらに、「反省する様子は認められない。再犯の恐れがないとは言い切れない」として、検察の求刑通り懲役25年の判決を言い渡しました。