18日午後、北海道根室市の根室振興局の庁舎内で、正当な理由なく文化包丁を持っていたとして、無職の男(73)が現行犯逮捕されました。
銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは、根室市駒場町3丁目に住む、無職の男(73)です。
この男は、18日午後3時すぎ、根室市常盤町3丁目の根室振興局の庁舎内で、正当な理由がないのに、刃体が14センチを超える文化包丁を持っていた疑いが持たれています。
警察などによりますと、振興局の職員から「刃物を所持した男1名が、振興局の2階に侵入している」と通報を受けた警察が駆けつけたところ、男は庁舎2階にある「閲覧コーナー」に職員1人と一緒にいたため、警察は、男をその場で逮捕しました。
警察によりますと、当時、男はジャケットのポケットに包丁を入れていて、包丁の柄の部分がポケットの外に出ていたということです。
警察の取り調べに対し、無職の男(73)は「包丁を持っていたのは間違いない」と容疑を認めているということです。
根室振興局によりますと、男は「北方領土の問題で話がある」と話していたということです。
警察は、男の動機などについて詳しく調べています。