11月、北海道函館市の30代男性が、SNSで知り合った台湾人女性を名乗る人物に、約340万円をだまし取られました。
警察によりますと、函館市に住む30代の男性は、11月上旬、台湾人女性を名乗る人物とマッチングアプリで知り合いました。
その後、LINEでやり取りをするようになり、「暗号資産の取引でお小遣いを稼げるよ」「父が投資に長けていて、良い情報が入り赤字にならないから」などといったメッセージを受け取ったということです。
男性はそれらの話を信じ、11月6日から27日までの間に、10回にわたって合計約340万円分の暗号資産を購入。
指示されてダウンロードしたアプリで、指定されたアドレスに暗号資産を送信しました。
投資アプリ上で利益が出ていたため、男性がお金を引き出そうとしたところ、資金を正常に使用するための保証金を支払うよう要求され、さらに追加手数料の支払いも求められたことから、男性は詐欺ではないかと疑い調査会社へ調査を依頼しました。
調査会社から警察に相談するように促され、だまされていたことが分かったということです。
警察は、SNSで知り合った相手から現金を要求された場合は詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。