札幌市のガールズバー爆発火災で店に火を放った男の犯行の瞬間を捉えた防犯カメラの映像をHBCが入手しました。
11月26日に札幌のすすきので起きたガールズバー爆発火災では、建設業の久保裕之社長が死亡、男女4人がけがをしました。
店が設置した防犯カメラの映像をHBCが独自に入手し、犯行の瞬間の画像を切り出しました。
ビルの2階にある店舗の入り口の前に久保社長と見られる男が立っています。
キャップをかぶり、マスク姿。
作業着のような服装で、手にしたバケツには液体が入っています。
店の前の床にバケツを置き、ビンのようなものを手にして何かを玄関マットにまくような仕草を見せます。
そして、再度バケツを持って店に入っていきました。
店に入った男を店内のカメラで捉えた画像です。
バケツの中には、薄く色がついたガソリンのような液体がなみなみと入っています。
男は、無言で店の奥へと進んでいきますが、店員や客は、その動きを気にとめる様子はありません。
すると男は、床にバケツの中の液体を躊躇なくまきます。
そしてその直後、火を放ちました。
爆発後の店の入り口の前です。
逃げ道を奪う狙いだったのか、ビンの液体がまかれたとみられる玄関マットから激しく炎があがっています。
男が現れてから爆発までわずか1分間ほどの犯行でした。
こうした防犯カメラの映像や店に居合わせた目撃者の話などから、警察は死亡した久保社長が店に火を放ったとみて、現住建造物等放火などの疑いで書類送検する方針です。