バケツを手に店にやってきた男。
札幌のガールズバー爆発火災で、犯行の瞬間を捉えた映像をHBCが独自に入手しました。
11月26日に札幌すすきので起きたガールズバー爆発火災では、建設業の久保裕之社長(41)が死亡、男女4人がけがをしました。
店の防犯カメラの映像から、犯行の瞬間の画像を切り出したものです。
ビルの2階にある店舗の入り口の前に、久保社長と見られる男が立っています。
キャップを被りマスク姿。作業着のような服装で、手にしたバケツには液体が入っています。
店の前の床にバケツを置き、ビンのようなものを手にして、何かを玄関マットに撒くような仕草を見せます。
そして、再度バケツを持って店に入っていきました。
店に入った男を、店内のカメラで捉えた画像です。
バケツの中には薄く色がついたガソリンのような液体が、なみなみと入っています。
男は、無言で店の奥へと進んでいきます。
そこで、床にバケツの中の液体を、躊躇なく撒くと…。
男は、ライターのようなものを取り出しました。
これはカメラの映像に基づく当時の店内です。
カウンターの中には、バニーガール姿の女性従業員1人と、別の女性従業員2人、客席に男性2人が座っていました。
男の不審な動きに気づいた女性従業員たちが、カウンターを飛び越え逃げだした瞬間、男は火を放ちました。
これは爆発直後の店の入り口の前です。
逃げ道を奪うためだったのか、ビンの液体が撒かれたとみられる玄関マットから、激しく炎が上がっています。
男が現れてから、爆発までわずか1分間ほどの犯行でした。
防犯カメラの映像や目撃者の話などから、警察は、死亡した久保社長が店に火を放ったとみて、現住建造物等放火などの疑いで書類送検する方針です。