バスケットボールのレバンガ北海道。Bリーグ初となる野球場での公式戦開催が、いよいよ28日、エスコンフィールドで行われます。
原田直季ディレクター
「ファイターズの選手たちが普段試合で使用しているグラウンドには、大きなバスケットボールのコートが設置されています」
あす28日、エスコンフィールドで行われるレバンガ北海道の公式戦。
レバンガの選手たちは、いつもとは違う特設コートで、感触を確かめながら練習を行いました。
釧路出身・キャプテン 島谷怜選手(24)
「想像以上にすばらしすぎる。あすの試合も楽しみだし、きょうの練習も楽しかった」
国内では、25年前、東京ドームでアメリカNBAの試合が開催されたことがありますが、Bリーグでは、野球場で公式戦が行われた実績はありません。
しかし、今回の構想は、レバンガとファイターズの間で、ボールパーク開業前から練られていたものだといいます。
レバンガ北海道 横田陽CEO
「4、5年前にファイターズの方に、海外の野球場でバスケをしている画像を見せてもらって、本当に日本で実現できるならやってみたいなと」
ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 伊東直也執行役員
「企業としてのチャレンジとファンの相互拡大」
前代未聞の挑戦。GOサインが出たのは今年6月でした。
レバンガ北海道 横田陽CEO
「競技レベルをルール上、問題ないレギュレーションにしないといけない」
今回、3日間かけて設置されたバスケットボールコートは関東から運び込まれた移動式のもの。
開催のハードルはコートの設営だけではありません。
Bリーグの公式戦には 、ボールの跳ね返り、照明のレベルや室温など、さまざまな実施条件が設けられています。
事前にボールの弾み具合を調整する実証実験や試合中、コートに西日が入らないよう暗幕を設置するなど、一つ一つ課題と向き合い実現へ動いてきました。
レバンガ北海道 横田陽CEO
「誰もやったことのない新しいチャレンジ。乗り越えた先に充実感や達成感があるし、なによりクラブ理念である『感動を届けて世の中を笑顔にする』。この2試合でたくさんの人に感動を届けられると思う」
さらにエスコンフィールドならではの楽しみ方も!
ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 伊東直也執行役員
「非常に大きなビジョンもありますし、グラウンド上に寝っ転がりながらビジョンを見て観戦する。グルメの楽しみなど、ふだんの観戦とは違う新しい観戦体験を提供したい」
北海道で開催される歴史的な一戦。あす28日の来場者は、Bリーグ最多記録を更新する1万5000人を超える見込みです。
釧路出身・キャプテン 島谷怜選手(24)
「バスケットボールを知らない人も、あすはたくさん来ると思う。バスケのおもしろさを試合を通して伝えられれば一番いい。すばらしい環境を用意してもらえたので、この環境に対して勝ちを届けるのが僕たちの役目」
どんな座席になっているのかというと…
外野芝生エリアでの観戦も可能になっていて、直接コートは見えなくても、大型ヴィジョンで試合を見るという新しい楽しみ方もできます。これから行きたいという方、指定席、自由席、ともに残りわずかということです。