4日午後、北海道千歳市で新千歳空港に向かっていた連絡バスの左後ろのタイヤ2本が脱落する事故がありました。脱落したタイヤに巻き込まれた人や車はなく、けが人はいません。
事故があったのは、千歳市水明郷の道道で、4日午後1時ごろ、ニセコ町から新千歳空港に向かっていた連絡バスの左後ろのタイヤ2本が外れました。
バスの運転手が「ナットが外れてリアタイヤ2本が見当たらない」と警察に通報。当時、バスには乗客約15人が乗っていましたが、全員無事で、外れたタイヤに巻き込まれた人や車はなく、けが人はいません。
警察によりますと、外れたタイヤ2本は重なった状態で装着される「ダブルタイヤ」と呼ばれるもので、1本は近くで見つかったものの、もう1本は道路脇の藪に転がったとみられ、不明だということです。
事故の前、運転手は車体から異音が聞こえるなど違和感があったためバスを停車させて確認しましたが、不具合を見つけられず、運転を再開。その後、約30分ほど走行したところで脱落したということです。
バスの運行会社と運転手は警察に対し、タイヤは去年11月に委託した業者が交換し、12月にはナットの増し締めを行ったと説明しているということです。
警察は、走行中にふらつきや異音がした場合は、安全なところに停車して車の状態を確認するように呼びかけています。