6日夜、北海道函館市の恵山岬の沿岸でタンカーが座礁しました。
サルベージ船がタンカーをえい航して沖に引き出そうとしましたが、タンカーは動かず、作業は中断しています。
菊地正智カメラマン
「黒い大型のタンカーが海岸線のすぐ近くで座礁しています」
6日午後6時すぎ、函館市の恵山岬の沿岸で、灯油など約3800キロリットルを積んだタンカー「さんわ丸」(3919トン)が座礁しました。
乗員11人にけがはなく、船の浸水や油の流出もないということです。
一夜明けた7日午前9時ごろ、満潮を迎えてタンカーが浮くタイミングで民間のサルベージ船がえい航作業を始めました。
しかし…。
藤田忠士記者
「サルベージ船が動いていないように見えるけれども実は沖に進んでいて、ロープでつながれたタンカーが全く動いていない状況です」
地元の漁師は…
「見えているとおり岩が結構ある。砂じゃない、ずっと岩場」
タンカーは動かず、えい航作業は中断。
サルベージ会社は原因を調べたうえで、8日午前の満潮時に作業を再開することにしています。