北海道函館市の恵山岬近くで座礁しているタンカーは、重油の流出は止まりましたが、けん引用のロープをかける柱が壊れていたことがわかり、修理を進めています。
函館市の恵山岬近くの岩場で座礁し、6日夕方から動けない小型タンカー「さんわ丸」。
船底から漏れ出た燃料の重油は一時、長さ2.7キロ幅1キロまで広がりましたが、9日、流出が止まったことが確認されました。
えさん漁業協同組合 上見孝男組合長
「おそらく磯に油が付着しているから、ウニとか海藻をとるのは今は無理」
「さんわ丸」は、けん引用のロープをかける『ボラード』と呼ばれる柱が破損していることがわかり、9日修理を行っているということです。
また、壊れたタンクの重油をほかのタンクに移す作業も進めていて、えい航作業は、10日の満潮時に再開する見通しです。