真冬の住宅街を飛び跳ねるように走っているのは、犬ではなく、なんと「ヒグマ」。9日午前1時すぎ、防犯カメラが捉えた映像です。
住人
「あっちから真っすぐ来て、この辺から山のほうに」
クマが出没したのは、北海道北部の小平町臼谷の住宅前です。
玄関の防犯カメラに体長およそ1メートルのクマが映っているのを住人が確認し、役場に連絡しました。
現場は、小平町役場から直線距離にしておよそ2.5キロ離れた場所で、周囲は山に囲まれています。
クマは山の方向に立ち去ったとみられますが、住宅との距離は目と鼻の先でした。
住人
「まさかこの辺で冬になっても、冬眠しないクマがいるってちょっと怖いですね」
小平町では先月、クマに農家の物置の窓ガラスが割られるなど、冬になってからもクマの出没が相次いでいます。
冬眠しないクマがいるとみられ、警察や町はパトロールを強化するとともに注意を呼びかける看板を設置するなどして対応しています。