9日夜、札幌市東区の郵便局で集配された「レターパック」から突然、火の手があがりました。レターパックの中には家庭でもよく使われるリチウムイオンバッテリーが30個ほど入っていて、これが発火したものとみられています。
リチウムイオンバッテリーに衝撃を加え、そのまま放置すると…
激しく火花が散り、その勢いでバッテリーが飛び散ってしまいました。
リチウムイオンバッテリーは日常的に使われている一方、衝撃や熱が加わることで発火するおそれもあります。
黒く焦げた約30個のリチウムイオンバッテリー。
これが、火元の「レターパック」に入っていました。
9日夜10時前、札幌市東区東雁来の道央札幌郵便局で「レターパックが爆発して、消火器を使っているが火が収まらない」と消防に通報がありました。
馬場佑里香記者
「警察によりますと荷物の仕分け作業中に、郵便物からシューっという音がしたということです」
火は、約30分後に消し止められ、けが人はいませんが、この火事でレターパックの中に入っていたリチウムイオンバッテリーが焼けました。
札幌市消防によりますと、リチウムイオンバッテリーによる火事は、2018年以降は年間7、8件でしたが2022年からは、急増して2024年は18件に上りました。
スマートフォンをはじめ身近な家電などに欠かせないリチウムイオンバッテリー。
消防などは、使用方法や持ち運びなど、取り扱いに注意を呼びかけています。