不正に入手したキャッシュカードから現金100万円を引き出して盗んだとして、17歳の男子高校生が逮捕されました。男子高校生は、特殊詐欺事件のいわゆる「出し子」だったとみられ、警察が調べを進めています。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、札幌市豊平区に住む17歳の男子高校生です。
男子高校生(17)は、7日、共謀の上、厚別区のコンビニのATMで、不正に入手したキャッシュカードから、現金100万円を引き出して盗んだ疑いがもたれています。
警察によりますと、キャッシュカードは厚別区に住む80代の女性のもので、女性は、7日、区役所の職員を名乗る男などから「新しいキャッシュカードにする必要がある」などと電話を受け、訪問してきた男にキャッシュカードを手渡していたということです。
女性の口座からは、合計280万円が引き出されていて、そのうちの100万円を男子高校生(17)が引き出したとみています。
警察は、男子高校生(17)と共謀していた人物との接点は捜査中としていますが、男子高校生(17)は、共謀者の名前も知らないということです。
警察の調べに対し、男子高校生(17)は「間違いありません。お金が欲しくてやりました」と話し、容疑を認めているということです。
男子高校生(17)は特殊詐欺事件のいわゆる「出し子」だったとみられ、警察は、特殊詐欺グループによる犯行とみて、共犯者について捜査を進めています。