函館の座礁タンカー 引き出し作業が再開…６日ぶりに現場離れる １３日朝に函館港へ 業務上過失往来危険疑いで捜査

函館の恵山岬沿岸で１２日、座礁したタンカーを引き出す作業が再開され、タンカーが６日ぶりに現場を離れました。

恵山岬沿岸で６日に座礁したタンカー「さんわ丸」は１２日午前１１時前、サルベージ船に引っ張られてゆっくりと動き始めました。
今後は沖合で損傷の程度などを確認したうえで再びえい航され、早ければ１３日朝に函館港に到着する見通しです。

関係者によりますと、さんわ丸は座礁の直前に大きく進路を変えた際、第１管区海上保安本部から無線で注意を呼びかけられたにもかかわらず、応答していませんでした。

函館海上保安部は人為的なミスで座礁した可能性も含め、業務上過失往来危険の疑いで捜査しています。