1月13日は、成人の日。北海道内では、約4万人が飲酒などが許される、文字通り“大人の仲間”入りを果たしました。「ようこそ、おとなへ」―。
色鮮やかな晴れ着姿で、新成人となった若者たち。
「イエーイ、はたちー!」
進学や就職で北海道を離れた人たちも出席しやすいようにと、北海道内の8割近い137の市町村で、12日『二十歳を祝福する会』が開かれました。
バイオリンの生演奏のなか、厳かな雰囲気で始まったのは1700人が参加した札幌・北区の集いです。
新成人
「(憧れの人は)ヒカキンさんです。大金持ちになりたい」
「年金を払わないといけない、身近なところから(大人になったと)思います」
「振袖に負けないぐらいのセットアップを用意したいなと思いました」
「朝の7時ぐらいから(着付けなどを)やりました…2時間ぐらい」
「帯が可愛い金色にしてもらい、結び方も可愛くしてもらった」
「親みたいな素敵な人になりたい。思ったらすぐ行動したりとか、行動するのが早いほうがいいなと思う、心がけようと思います」
一方、北海道日本ハムファイターズの本拠地『エスコンフィールド』で集いを開いたのは、北広島市です。
新成人
「(エスコンフィールドが)会場になるって知ったときはびっくりして、嬉しい」
「エスコンが北広島に出来て野球にすごくハマった。保育士を目指しているので、周りのことを見れる大人になりたい」
「節約のできる大人になりたい、お金を無駄遣いしないように頑張ります」
彼らが生まれたのは2004年から2005年にかけてです。その当時、北海道内では、どんな出来事があったのでしょうか。
『いま、日本ハムファイターズの選手たちが札幌駅に到着しました。ファンたちのものすごい歓声です』(2004年取材)
平井堅さんの『瞳をとじて』がヒットした2004年、北海道にファイターズが本拠地を移転しました。
そして、夏の甲子園大会では、駒大苫小牧高校が初優勝。優勝旗が、津軽海峡を初めて越えました。
新成人
「音楽でみんなを元気にしたい。いつか聴いてもらえる日が来るかな…と」
「信念を持った大人になりたい」
「家事が苦手なので、しっかり頑張ろう」
今年、札幌市の『20歳のつどい』の対象者は1万7000人あまりです。
今後の人口減少で、20年後は、4割少なくなるとの見方もあります。
今年、成人の日を迎えた若者たちが、その頃の札幌、そして、北海道を支えることになります。
そんな彼らが、新たな一歩を踏み出しました。
『成人の日』は、自ら生き抜こうとする、青年を祝い、励ます日でもあります。新成人の皆さん。あらためて、おめでとうございます。