14日午前、北海道根室市の沖で、歯舞（はぼまい）漁業協同組合の漁船１隻が転覆し、船長とみられる男性が死亡しました。
14日午前10時半すぎ、歯舞漁協所属の漁船が珸瑤瑁（ごようまい）漁港沖200メートル付近で、航行できなくなっている漁船を漁協が陸地から確認し、根室海上保安部に通報しました。
海上保安部が巡視艇やヘリで現場に向かったところ、発煙筒を焚き転覆した漁船にしがみついていた男性１人を発見。
男性はこの漁船に１人で乗っていた船長とみられ、救助されて病院に運ばれましたが、搬送先で死亡が確認されました。
根室海上保安部によりますと、当時は南東の風約5メートル、波は約1.1メートルで、うねりを伴っていたということです。
漁船は今も転覆したままで、歯舞漁協は波がおさまるのを待って、漁船を引き上げる方針です。