2022年2月、札幌市内で雪山に衝突する事故を起こして車が走行不能となったなどとウソの申告をして、保険会社から約57万円をだまし取ったとして、旭川市の会社役員の男ら2人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、旭川市新富2条2丁目の会社役員、造田雄太容疑者(32)と、旭川市東3条3丁目の会社員、福田雄介容疑者(32)です。
警察によりますと、2人は、共謀の上、2022年2月10日、福田容疑者が所有する乗用車が、札幌市内で、雪山に衝突し走行不能となったなどとウソの申告をして、保険会社から約57万円をだまし取った疑いが持たれています。
造田容疑者が、事故現場からの車の運搬や、修理した車を福田容疑者の元へ戻すレッカー代、修理中のレンタカーの費用を保険会社に請求したということです。
事故から1年10か月後の2023年12月、保険会社の関係者が「不審な請求の疑いがある」と警察に相談。
警察が捜査をすすめ、1月15日、詐欺の疑いで2人を逮捕しました。
福田容疑者は、事件当時、札幌市内に住んでいて、造田容疑者が経営する会社の顧客だったということです。
警察の調べに対し、造田容疑者は「楽にお金がもらえると思った」と話し、福田容疑者は「こんな大事になるとは思ってもいなかった」などと話し、容疑を認めているということです。
被害に遭った保険会社では、他にも不正な請求あるということで、警察は、2人に余罪があるとみて調べをすすめています。