タンカーが座礁して重油が一時流出した北海道函館市の恵山岬沿岸で、ダイバーによる潜水調査が行われ、海域のウニに異常は確認されませんでした。
函館市の恵山岬沿岸では1月6日にタンカー「さんわ丸」が座礁し、8日には燃料の重油が流出しているのが確認されました。
その後、重油の流出は止まりタンカーは撤去されましたが、地元のえさん漁協はウニやフノリなどの漁を停止しています。
16日はダイバーによる潜水調査が行われ、いくつかの場所でウニのいる岩が割れる被害が確認されました。
一方、専門家も立ち会って取ってきたウニを調べたところ油は付着しておらず、異臭や味の変化もなかったといいます。
えさん漁業協同組合 上見孝男組合長
「小さいから身がまだ育っていない。味はいいです」
えさん漁業協同組合 上見孝男組合長
「今の時点ではウニ・アワビ・こういうものには影響がないようなので安心しています」
17日はフノリなどの海藻類を採取して油の影響を調べ、漁の再開時期を判断します。