冬の風物詩・JR釧網線の観光列車「SL冬の湿原号」が、2025年で25周年を迎えます。18日からの運行を前に、試乗会が開かれました。
釧路駅に入ってきた観光列車「SL冬の湿原号」。
1940年に作られたSL・C11が先頭を走り、釧網線の釧路‐標茶間を1日1往復します。
試乗会には、地元の保育園児たちも参加しました。
車内はレトロなつくりで、車両ごとに異なるデザインの座席や、ニスが塗られた重厚な壁が魅力です。
2023年に設置されただるまストーブでは、カフェカウンターで購入した沿線の特産品を焼いて楽しむこともできます。
こちらは釧路市の観光地、和商市場のするめです。
車窓から見えるのは、雄大な釧路湿原。運が良ければこんな出会いも…。
ナギーブ・モスタファ記者
「いました!タンチョウが見えます!」
国の特別天然記念物タンチョウも翼を大きく広げ、歓迎してくれます。
「SL冬の湿原号」の運行が始まったのは、いまから25年前の2000年。
当時、釧網線にSLが走るのは四半世紀ぶりのことで、いまも大勢の人を楽しませています。
鶴居村から来た男性
「中学校のときに見た映画『銀河鉄道999』の星野鉄郎になった気分です。窓から見える煙が蒸気機関車に乗っていると思わせる」
子ども
「ぽーって大きい音を出していた」
「SL冬の湿原号」は、中学生以上は片道2,970円。子どもは半額です。
1月18日から3月23日までJR釧網線 釧路~標茶間を1日1往復します。