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【破産情報】携帯電話ショップ運営会社「ウィルコミュニケーションズ」事業停止・自己破産申請へ 負債約5億2787万円 携帯電話ショップは別会社が承継

北海道放送 2025年1月17日 16時15分

帝国データバンクによりますと、札幌市白石区の携帯電話ショップ運営会社「ウィルコミュニケーションズ」が、1月15日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。負債総額は約5億2787万円です。

2000年4月に設立された「ウィルコミュニケーションズ」は、札幌市内をはじめ、釧路市、函館市などで携帯電話ショップ11店舗を運営していたほか、札幌市内で不動産の賃貸仲介店1店舗を運営していました。

また、アプリケーション開発やブランド品のEC販売、Youtubeチャンネルの運営を手がけるなど事業の多角化を図り、ピーク時の2021年9月期には年売上高約20億円を計上していました。

しかし、近年は、来店客数の伸び悩みから、携帯端末の落ち込みを余儀なくされ、2023年9月期の年間売上高は約17億8200万円に減少。また、外注費用がかさみ、減益となる厳しい運営を強いられていました。その後も、業況に回復が見られず、赤字基調に陥るなか、2023年12月末には一部店舗を閉鎖。資金繰りの悪化が続くなか、先行きの見通しが立たず、事業継続を断念したということです。

なお、運営していた携帯電話ショップについては、別会社が承継していて、現在も通常通り営業が行われています。

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