去年、北海道釧路市で隣の家に住む50代の女性を殺害しようとした罪に問われた男の裁判員裁判が始まり、男は起訴内容を認めました。
釧路市の無職、中塚武俊被告(56)は去年4月、隣の家に住む当時54歳の女性の首に傘を強く押し当て圧迫するなどして殺害しようとした罪に問われています。
釧路地裁で開かれた20日の初公判で、中塚被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察は、女性は今も寝たきりで意識が戻らない状態だとした上で「殺意が強く動機にくむべき事情はない」と指摘。
一方、弁護側は中塚被告にこれまで前科前歴がなく、争いを好まない性格であるとして情状酌量を求めました。
21日は、被告人質問などが行われる予定です。