去年12月、札幌市でタクシーを乗り逃げした札幌市の無職の男が窃盗の疑いで逮捕されました。犯行の瞬間をドライブレコーダーが捉えていました。
12月、師走の早朝。ススキノから1人の男がタクシーに乗り込みます。
・男「まっすぐ」
走り出すタクシー。
・運転手「住所はどちらですか?」
・男「むにゃむにゃ…」
酔っ払っているのでしょうか。運転手の問いかけに男は答えません。
・運転手「こちら左でいいですか?」
・男「住所言ってんねんから聞くなやコラ」
激高する男。運転手は交番へ届け出ようと運転席を離れました。
そのとき!男は運転席に移動しそのままタクシーを盗み走り去りました。
途中、ドライブレコーダーに気付くと無理やり取り外しました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、40歳の無職の男です。
男は去年12月1日、札幌市中央区南3条西7丁目付近の路上でタクシーを乗り逃げした疑いがもたれています。
・被害にあったタクシー運転手
「こいつは金も払う気ないなっていうような感じですね」
「(交番で)酔っ払いの話の意味が分からなくて来てくださいと言ったんですけど。なんか変な音したなと気付いたんですけど、(気が付いたときには)タクシーがなかった」
乗り捨てられたタクシーは、その後、現場近くのコインパーキングで発見されました。
また、売上金などは盗まれておらず、ドライブレコーダーも無事だったということです。
警察の調べに対し、男は「覚えていない」と話しているということです。