札幌市の歓楽街すすきののホテルで当時62歳の男性が殺害され親子3人が逮捕・起訴された事件の父親の裁判員裁判。検察側は、父親と娘が日常的に行動を共にしていたことを指摘しました。
おととし年7月、札幌市・すすきののホテルで男性が殺害され、頭の部分が持ち去られた事件では、田村瑠奈被告(30)ら親子3人が逮捕・起訴されています。
このうち、殺人を手助けした罪などに問われている父親の修被告(61)の裁判員裁判は21日で3回目を迎え検察側が、親子関係を立証する証拠を読み上げました。
その中で、おととし6月、修被告のスマートフォンで撮影された動画の内容として瑠奈被告と被害者とは別の男性が修被告に対し「ホテルに行く」「2時間後に迎えに来て」などと言った際、修被告が男性に対し、「結構酔っていますので、トラブルなきように。娘を傷つけるようなことはあってはなりませんから」などと話したやりとりが明らかになりました。
修被告が日常的に瑠奈被告と深夜、すすきので行動を共にしていたことを指摘しています。
これに対し、修被告は初公判で「犯行が分かったのは事件が起きたあと」などと無罪を主張しています。
裁判、22日は弁護側の証拠調べが予定されています。