パレスチナへの医療支援を行う「北海道パレスチナ医療奉仕団」のメンバー2人が去年12月、イスラエルの空港で入国拒否され、日本に強制送還されました。
日本に強制送還されたのは、札幌市南区の高校教諭・細川佳之さん(70)と鹿児島県の30代の女性医師の2人です。
医療奉仕団によりますと、2人は去年12月6日、イスラエルのテルアビブ空港で入国審査を受けた際、過去のガザ入域歴が問題視され、今後5年間の入国拒否を伝えられたということです。
医療奉仕団が活動開始してから2010年以降、メンバーが入国拒否や強制送還されるのは初めてでした。
イスラエルとイスラム組織ハマスは19日から停戦期間に入り、医療奉仕団の猫塚義夫団長は「ガザ地区での支援もしたいが、状況が難しくなっているため、今後の対応をしっかり考えていきたい」と話しています。