「闇バイト」に応募して、去年10月札幌市内の住宅に侵入し、強盗などの罪に問われた男2人の初公判が、24日札幌地裁で開かれ、男2人は起訴内容を認めました。
神奈川県の建設作業員、鈴木陸被告25歳は、去年10月、札幌市豊平区の住宅に侵入し、住人の男性(当時79)の手足を縛って現金3万円を盗んだ罪や、札幌市南区の空き家に侵入しブローチを盗んだ罪などに問われています。
また札幌市北区の会社員、三田兼輔被告24歳は、鈴木被告が南区の空き家に侵入した際、鈴木被告を現場まで車で送り届けるなどしたとして、窃盗ほう助などの罪に問われています。
24日に札幌地裁で行われた初公判で、鈴木被告と三田被告はそれぞれ「間違いありません」と起訴内容を認めました。
ただ鈴木被告の弁護人は、豊平区の事件については住居侵入の事実に争いないが、強盗については客観的に見れば、恐喝罪の範囲だと、強盗罪の成立について争う姿勢をみせました。
2人は、SNS上で高額報酬などをうたう「闇バイト」に応募し、鈴木被告が「実行役」、三田被告が「運転手役」として犯行に及んだとされています。