制度の見直しをめぐって一部から反発の声が上がっていた札幌市の「敬老パス」について、札幌市は、利用額の上限を4万円に引き下げるとした今の見直し案を採用する方針を固めたことがわかりました。
70歳以上の札幌市民に対し、地下鉄などの料金を補助する「敬老パス」。
札幌市は今後、高齢化が進み、公費負担が増えることなどから、2026年度をめどに制度を見直す方針です。
見直し案は、対象を75歳以上に引き上げ、利用額の上限を現在の7万円から4万円に引き下げた「敬老パス」。
または、65歳以上が対象でスマートフォンを使い日々の運動をポイント化して、料金の支払いに使用する「健康アプリ」のいずれかを選べるとしました。
見直し案をめぐっては、アプリの導入への不安などから高齢者を中心に反対の声がありましたが、札幌市はパブリックコメントなど幅広い世代の意見を集めた結果として、見直し案を採用する方針を固めました。
2月の定例市議会で提案する見通しです。