ヘリコプターから降りる準備を進める北海道警察の隊員。目線の先には人影が。
険しい雪道を進むと…座り込んでいたのは遭難した外国人スキーヤーです。
1月15日、北海道富良野市で起きた遭難事故の救助の様子です。
スキーヤーはアメリカから訪れていた72歳の男性で 、1人でバックカントリーを滑っていたところ遭難。
一晩、雪山で過ごしたといいます。
遭難したアメリカ人男性(72)
「死んでしまうかと思った。一晩中、山を登ろうとした」
富良野市では、去年11月から1月23日までにバックカントリーで13人が遭難。前の年の4倍です。
警察官
「雪崩だとか、木もいっぱい生えていて、立ち衝突して怪我する事案もありますので、そのあたり気を付けていただきたい」
こうしたことから、北海道警察は、23日、バックカントリーに向かうスキーヤーらに注意喚起しました。
来場者
「(安全に滑るために)雪の状況を確認します。ここに訪れる外国人は、バックカントリースキーを楽しみにしている。私もその一人です」
北海道警察 地域企画課 宮竹恒二指導官
「管理区域外に出れば危険があると、日本の方も外国の方も知ってもらいたい」
北海道警察は、万が一のときに備え、埋没位置を知らせる発信機や食料を携帯することなどを呼びかけています。