2023年、北海道東部の羅臼漁協で、保管していたコンブを業者に無断で売却し、売り上げを横領した罪に問われている元職員の男の初公判が、釧路地裁で開かれ、男は起訴内容を否認しました。
釧路市の無職・吉田幸洋被告(41)は、羅臼漁協でコンブの管理を担当していた2023年9月、コンブ45キロを無断で仲介業者に販売し、約15万円を横領した罪に問われています。
28日、釧路地裁で行われた初公判で、吉田被告は「起訴状にあるような横領はしていない」と述べ、起訴内容を否認しました。
また、吉田被告の弁護士は「倉庫で保管し販売したコンブは、吉田被告のもので、業務上横領には当たらない」と無罪を主張しました。
吉田被告は2023年10月に、コンブ225キロを販売し、約66万円を横領した罪でも追起訴されています。
次回の公判は2月18日で、追起訴分の罪状認否と、検察の冒頭陳述が行われる予定です。