札幌で29日、世界が注目するeスポーツの国際大会が開幕します。
その会場に日本のメディアでいち早く、HBCのカメラが入りました。
29日、札幌市で始まるeスポーツの国際大会『ALGSチャンピオンシップ』。賞金総額はなんと、3億円です。
戦いの舞台となる大和ハウスプレミストドームでは、準備が着々と進んでいます。
三國谷浩司 記者
「メインステージではいま、あすの本番にむけたリハーサルが行われているところです。ここはファンゾーンといって、大勢の観客が入れるエリアになるのですが、ゲームの中で登場するキャラクターが使うアイテムのレプリカが展示されています」
出場チームの公式グッズも販売し、大会を盛り上げます。
エレクトニックアーツ(大会主催) ジャスミン・チャンさん
「あすからの大会は、エーペックスのイベントとしては最大規模。1年間大会に向けて準備してきたので、あすの開催が待ちきれない気持ち」
メインステージは、開催初日の29日までお楽しみです。
競技を行う『エーペックス・レジェンズ』は、世界中で毎月、最大50万人がプレイする人気のオンラインゲーム。
3人1組で戦うシューティングゲームで、この大会では、世界5つの地域から予選を勝ち抜いた40チーム、120人の選手が集い、世界の頂点を目指します。
盛り上がっているのは、ドームだけではありません。
三國谷浩司記者
「こちらはホテルの客室なのですが、廊下を隔ててガラス張りになっていて、レーシング用のゲームを楽しめる設備になっています」
東日本で初、という“eスポーツホテル”です。
集中して練習できるようパソコンが設置された部屋のほか、最大14人が泊まれる合宿用の部屋も用意。
VILLAKOSHIDO 太田槙人 総支配人
「昨年の同時期と比べると予約が1.5倍入っている状況で、連日満室になっている」
「専用のネット回線も引いているので、ハイスペックハイスピードで利用することができる」
プレミストドームの活用を模索する札幌市にとっても、国際大会は大きなチャンスです。
札幌市 秋元克広市長
「札幌が“eスポーツの聖地”と言われるような記念すべきスタートが今回訪れた」
エレクトロニックアーツ ジョン・ネルソンさん
「他都市よりもかつてないほど熱心に招待してくれて、夢を実現した」
5日間で世界中から、延べ3万人の集客を見込む今回の大会。一般向けの観戦チケットも、インターネット上で販売しています。