去年、北海道黒松内町で川の水が枯れた問題で、北海道新幹線のトンネル工事をしている鉄道・運輸機構は、水枯れが工事によって起きた可能性があると明らかにしました。
水が枯れたのは後志地方の黒松内町を流れる「神社の沢川」です。
川は近くの酪農家が牛の飲み水として利用していましたが、去年6月ごろに水量が減り、上流の沢が枯れているのが確認されました。
川の地下では北海道新幹線「内浦トンネル」の掘削工事が行われていて、鉄道・運輸機構が因果関係を調査しています。
鉄道・運輸機構によりますと、これまでの調査で、トンネル内部の湧水と「神社の沢川」の成分が似ていることなどがわかり、水枯れはトンネル工事によって起きた可能性があるということです。
鉄道・運輸機構は今年秋をめどに、調査の最終結果を公表する方針です。