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海外インフルエンサーを呼んで集客を…入場者の95%が外国人観光客『美唄スノーランド』が大賑わい あえて北海道の定番コースを外れて“じゃない方の旅”をエンジョイ

北海道放送 2025年2月3日 20時30分

3日も、札幌市の時計台などには多くの外国人観光客が訪れていますが、一方で、あえて定番コースをはずれ“じゃない方”の旅を楽しむ人たちもいます。

札幌市から約30分、特急列車が到着しました。

金子将也記者
「JR美唄駅前です。外国人観光客が次々とバスに乗り込んでいます。これからどこへ向かうのでしょうか」

札幌市から、北へおよそ60キロ。

観光地のイメージが薄い北海道美唄市にきょうも続々と外国人がやってきます。

中国からの観光客
「美唄スノーランドへ行く。中国で有名なSNSアプリで知った」

マレーシアからの観光客
「友人が勧めてくれた美唄スノーランドへ行く。マレーシアはとても暑いから雪を楽しむよ」

シャトルバスに乗ってやってきたのはゴルフ場です。ここが今、インバウンドの注目を集めています。

このゴルフ場は、2017年から、冬の間だけ『美唄スノーランド』として生まれ変わり、スノーチュービングやラフティングなど10種類のアクティビティが楽しめます。

今シーズンは、去年12月と今年1月の2か月で、過去最高の1万2500人が押し寄せました。

その95パーセントが外国人観光客で、選ぶ理由は、「混んでいないこと」です。

フィリピンからの観光客
「札幌の周りは混雑しているからここ(美唄スノーランド)を選んだ。きれいな山の景色が見えて最高だよ」

アルペン 小水隆史支配人
「体感として、かなり増えている。去年の2.5倍くらい。アトラクションも気球などいろいろと増やしていく。海外のインフルエンサーも、フィリピンやシンガポール、中国から呼んでいるので集客につなげたい」

さらに、人気を集めているのが、美唄の雪解け水が育てた『雪うなぎ』です。

提供するキッチンカーも、観光客で賑わっています。

中国からの観光客
「とても美味しい。中国でもウナギは食べられるよ」

国の特別豪雪地帯に指定されている美唄市。

地元では、厄介モノの雪が海外から人を呼ぶ、インバウンド景気に沸いています。

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